防護柵のリニューアル

あなたの街の防護柵(高欄)は大丈夫ですか?

安全性を向上させるために

国土交通省によると全国には現在14万橋の橋梁があり、現在の防護柵設置基準改定(昭和61年)以前に設置された橋梁は、50%近くあります。日常通行している橋梁の高欄・車両用防護柵は安全でしょうか。不慮の事故により防護柵破損転落事故が発生しております。耐震も含め橋梁補強は、おこなわれていますが、ややもすると防護柵の安全性にまで検討されないこともあります。

また、平成18年8月25日 福岡市東区にある臨海道路「海の中道大橋」において防護柵突破による車両転落事故が発生し、橋梁上の防護柵の設置のあり方、その他必要な事項を検討することを目的として交通安全等の専門家からなる検討委員会「車両用防護柵設置に関する検討委員会」が設置され、調査・分析・実車実験の結果が平成19年4月に報告されました。

これによりますと今後の対応について

(1)既設の歩道付き橋梁の防護柵の設置について

今後の橋梁・高架の整備にあたっては、防護柵の設置基準に示された、原則として車両用防護柵を設置する区間等に基づき、路外を含む道路及び交通の状況を踏まえ道路管理者が総合的に判断するという設置の基本的な考え方に則した運用の徹底が必要である。そのために、具体的には、基準の解説部分の

a)転落車両による第三者の二次被害が発生するおそれのある場合
b)線形が視認されにくい曲線部など、車両の路外逸脱が生じやすい場合
c)地域の気象特性等によって路面凍結が生じやすくスリップ事故が多発している場合

の他、橋長が長いなど走行速度が高くなるおそれのある場合や歩道幅員が狭い場合等も
車両用防護柵の設置を検討すべきであり、この観点から基準の解説に必要な事項を盛り込べきである。

(2)既設橋梁の高欄・車両用防護柵の安全性

車両転落事故の中にスリップによるものが多く含まれていること、既存橋梁の実態調査によれば、架設年度により防護柵の設置の考え方が現行の解説によらないものが存在することから、歩道付き橋梁の安全性を向上させるためには、既設橋梁についても車両用防護柵の設置を適切に行うことが望ましい。
とされています。

そこで(社)全国高欄協会では専門知識をもって高欄・防護柵の点検・改修方法をご提案し、安全向上の対応いたします。

全国高欄協会は専門知識をもって対応させて頂きます。