30年の歩み

沿革

「防護柵設置要綱・資料集」が昭和61年7月に発行されるに当たり「要綱の趣旨を高欄メーカー各社に徹底させたい」との国土交通省(当時建設省)の意向により、高欄メーカーの集まりが必要になり、アルミニウム合金製、鋼製、ダクタイル製、ステンレス製の高欄を製造している各社に呼びかけ、賛同いただいた15社で、昭和61年2月に発足しました。

年表

昭和61年(1986) 2月 「防護柵設置要綱・資料集」発刊にあたり、材質が異なるメーカーで要綱の理解と材質を越えた統一的な品質保証を目的とした会を発足させる。
  2月 会の名称を「高欄協議会」とする。
  7月 建設省(現:国土交通省)より「防護柵設置要綱・資料集」発刊。
昭和62年(1987) 6月 「防護柵設置要綱・資料集」に基づく橋梁用防護柵の開発を集中的に審議し、今後の資料集の円滑な運用や建設省土木研究所の要請(従来防護柵を補強して資料集A種B種に対応させるための実車実験)を受け、高欄協議会を発展的に継続していくことを決議。
  8月 建設省土木研究所にて鋼製の補強高欄(地覆かさ上げ)の実車衝突試験成功。
  10月 鋼製の補強高欄(ベース補強)、ダクタイル製補強高欄の実車衝突試験成功。
昭和63年(1988) 2月 北海道土木技術会主催の講習会で各材質別に橋梁用防護柵の技術説明を実施。
  8月 講演会「高エネルギータイプの防護柵実験の報告」
講師:建設省土木研究所 濱田氏
平成2年(1990) 10月 講演会「アルミ製S種防護柵実車試験の報告」
講師:建設省土木研究所 酒井氏
    会名称を「全国高欄協議会」に変更。
平成3年(1991) 10月 鋼製S種防護柵の実車衝突試験成功。
平成4年(1992) 1月 講演会「第11次道路整備55箇年計画について」
講師:建設省道路局 土山氏
  3月 「鋼製高欄型S種防護柵の開発に関する共同研究報告書」発刊。
平成5年(1993) 10月

講演会「防護柵の今後の方向について」
講師:建設省土木研究所 安藤氏

平成6年(1994) 10月 講演会「最近の道路事情について」
講師:建設省道路局企画課 藤本氏
平成8年(1996) 2月 アルミ製S種防護柵の実車衝突試験成功。
  11月 3次元衝突シミュレーション開発着手。
平成9年(1997) 1月 地覆幅500mmに設置する場合について検討。
車両用防護柵静荷重試験装置について再検証。
  8月 全国高欄協議会として証明する品質を公的機関と同質に扱ってもらえるように試験装置・試験方法の基準・製品品質保証も含め検討、規格化。
平成10年(1998) 11月 「防護柵の設置基準・同解説」改定。
    3次元衝突シミュレーションを用い新基準防護柵の強度検証を行う。
平成11年(1999) 1月 防護柵改定の動きについて報告。新基準通達について説明。
「防護柵の設置基準改定に関するQ&A」発行。
  9月 (社)全国道路標識・表示協会四国支部主催の新基準説明会。
全国高欄協議会の事業案内所作成。
  12月 「防護柵の設置基準・同解説」説明書資料発行。
平成12年(2000) 8月 新基準合格製品の一覧表を作成。
JH半壁式高欄について検討・商品化
  10月 名称を「全国高欄協会」に変更。
    橋梁用ビーム型防護柵合格一覧表、風荷重の考え方、車止・親柱の強度についての検討。
  12月 合格製品一覧表の検証、Pmax一覧表提出、各社塗装仕様検証。
ホームページ開設。
平成13年(2001) 4月 雪荷重について検討。伸縮の対応について検討。
  7月 アンカーボルトの亜鉛メッキとコンクリートの付着について報告。
  9月 アルミ製半壁式高欄の実車衝突試験成功。
  11月 高欄設計仕様のアンカーL型・U型の破壊について検証。
講演会「日本の道路事情について」
講師:衆議院議員 福井 照氏
平成14年(2002) 7月 全国高欄協会のパンフレット作成。
  11月 基礎定着部について検討。
平成15年(2003) 2月 講演会「日本の人口推移と問題点」
講師:衆議院議員 福井 照氏
  11月 品質基準・表面処理について検証。品質保証認定書の発行について検討。
平成16年(2004) 3月 「防護柵の設置基準・同解説」改定。
    「景観に配慮した防護柵の整備ガイドライン」発刊。
  7月 勉強会「景観に配慮した防護柵の整備ガイドライン」
講師:(株)住軽日軽エンジニアリング 三上氏
  9月 協会加盟10社にて「鋼製新型橋梁用車両防護柵共同開発委員会」設立。
平成17年(2005) 10月 景観に配慮した新型防護柵として「モデスト」開発・発売。
平成18年(2006) 2月 設立20周年を迎える。
  11月 「モデスト」に関して共同開発報告書を作成。
平成20年(2008) 1月 「防護柵のリニューアル」作成・配布。
    「防護柵の設置基準・同解説」改定。
平成21年(2009) 10月 全国高欄協会ニュースNo.1(高欄協会PR用)発行。全国主要官庁に配布。
平成24年(2012) 2月 ケミカルアンカーの埋め込み深さについて検討。
会員企業の試験機性能再確認を実施。
  10月 一般社団法人 全国高欄協会に変更。
  12月 全国高欄協会ニュースNo.2(一般社団法人化について)発行。
平成27年(2015) 2月 高欄改修用パンフレット「高欄改修のすすめ」制作・配布。
  10月 静荷重試験機の協会認定制度を開始。
平成28年(2016) 2月 設立30年を迎える。